林三從とわたし

備前で生きたアーティスト・林三從。その輪郭をたどる、13のストーリー
備前で生きたアーティスト・林三從。その輪郭をたどる、13のストーリー

岡山県備前市を拠点に活動した、
現代アーティスト・林三從(はやしみより/1933〜2000)。
1950年代前半から2000年に亡くなる直前まで、
彼女は、アーティストとして生き続けました。

クレーン車で車を吊り上げて落下させたパフォーマンスや、
絵画、オブジェ、メール・アートなどの多様な表現。
詩的で、哲学的な言葉の数々。

日本で地域芸術祭が広がる30年ほど前から、
アーティストや地域の人々と共に
11年連続で開催した「備前アートイヴェント」。

──なぜ、今も誰かの心に残り続けているのか
──彼女にとってのアートとは、何だったのか
──どんな思いで、この時代に地方で活動していたのか
──どのように、生きたのか

この特集では、林三從のことを知る人々のインタビューから、
それらを読み解き、彼女の輪郭をたどっていくことを目指します。

生前関わりのあったアーティスト、
没後に企画展を主催した美術館の学芸員、
共に「備前アートイヴェント」をつくった地域の人たち、
親族、絵画教室の教え子。

15人の「わたし」が語る13のストーリーを通じて、
どんな「林三從」が浮かび上がってくるでしょうか?

林三從とわたし、
13のストーリー